G20ハンブルク・サミット閉幕から間もなく、中米双方は初の包括経済対話を7月19日に開催することを決定した。これは新たな情勢を迎える中米経済関係が、全面的に掘り下げつつ安定的・健全に発展することを促す。
間もなく開かれる中米包括経済対話は、両国首脳が今年4月の会談で決定した両国の対話新枠組みに基づき初めて開かれる、経済・貿易問題を含む二国間会談だ。
トランプ大統領は「中国は米国の重要な貿易パートナーであり、また国際事業において重要な影響力を持つ国だ。米国は中国と共に、関連分野の対話と互恵協力を拡大したい」と表明した。
中国国際問題研究院の蘇格院長はメディアに対して「今回の両国首脳会談は、次の段階の米中関係の発展の目標を示し、方向を把握し、食い違いをコントロールする重要な力を発揮しており、全体的に前向きな基調となっている」と指摘した。
5月12日の中米首脳会談は、両国の経済協力の「100日計画」の策定で合意した。これには10件の成果が含まれ、農産物貿易、金融サービス、投資、エネルギーなどの分野を網羅する。同計画は両国が対話により相互の関心事を解決する前向きな姿勢を示し、両国の良好な協力構造を形成した。「100日計画」は現在すでに重要な進展を実現しており、双方は1年間の協力計画を検討中だ。
中国商務部の報道官によると、双方は「100日計画」の成果を早期収穫するため積極的に取り組んでいる。両国の経済協力をさらに促進するため、双方は「100日計画」の後続の成果について協議を続けており、新たな成果に期待している。双方の共同の努力は、協力が中米両国の唯一の正しい選択であることを十分に証明している。双方には、友好的な協議により各自の関心事を解決する知恵と能力がある。共に二国間貿易・投資の持続的な成長を促し、互恵とウィンウィンを実現し、両国民の美しい生活への共通する願いを叶えることができる。
米中関係全国委員会(NCUSCR)のスティーブン・ オーリンズ会長は「両国は今月中・下旬に初の包括経済対話を開催する。双方の市場開放の進展に期待している。米国のビジネス界も、過去35年間の開放の歴史が続くことを願っている」と表明した。
中米両国は2009年より、戦略経済対話を開催してきた。両国は経済・貿易問題をめぐり、対話により双方の信頼を促進するようになった。両国は今後も、双方の戦略的相互信頼を促進し続ける。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月11日