中国の習近平国家主席は3~8日、ロシアとドイツを公式訪問したほか、ハンブルクでG20サミットに出席した。王毅外交部長(外相)は「習主席は招待を受けて再びドイツを訪問し、両国の包括的・戦略的協力のさらなる強化を推進して、中国EU関係のたゆまぬ前向きな邁進につなげた」と説明した。中国新聞社が伝えた。
王部長は具体的点として以下を挙げた。
(1)中独関係前進の道を計画した。習主席はシュタインマイヤー大統領、メルケル首相と両国関係発展の経験を振り返り、総括し、新情勢下の中独包括的・戦略的パートナーシップの深化を計画し、導き、今後5年間の両国関係発展の方向を定めた。
(2)中独協力の戦略性を豊かにした。習主席は中独協力の長期的発展に着眼し、両国が発展戦略を包括的に連結し、単なる売買関係を超えて戦略的協力を展開する必要性を強調した。双方は「メイド・イン・チャイナ2025」と「工業4.0」の連携、両国の製造業の強みとインターネットの結合の大きな潜在的革新力を発揮する必要がある。「一帯一路」(the Belt and Road)の枠組での実務協力を強化し、アジア欧州のコネクティビティがもたらす大きな市場チャンスを共に享受する必要がある。
(3)中独両国民の心の結びつきを緊密にした。習主席夫妻はメルケル首相と共に中独青少年サッカー親善試合を観戦し、両国のスポーツ協力を支持し、両国の少年選手が中独友好協力事業の後継者となることを奨励して、今回の人的・文化的交流のハイライトとなった。
(4)中EU関係発展の原動力を強化した。習主席の訪独はその成功を拡大し、中国EU投資協定交渉の加速を共に支え、中国とEU全体の協力の深化を先導する効果を生んだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月10日