第3に、今回の演習の課題と内容は、いずれも第三国を念頭に置いたものではない。一部の国の高官やメディアが演習を脅威とするのは全く魂胆があってのことだ。今回の演習が合同救援及び海上経済活動の安全保護をテーマとしていることは、戦略上完全に防御的なものであることを十分に示している。対潜、対空、対艦訓練を実施するのも、海上防御作戦遂行に必須となる各自の基本的作戦能力の向上が目的であり、これは一部の国が中国に面した海域でよく実施する島嶼奪還・上陸など進攻的合同軍事演習とは性質が全く異なる。
第4に、バルト海での演習参加は中国海軍が国際的責任・義務の履行及び国際協力実施の能力を高める助けとなり、世界の平和・安定維持にプラスであり、外部は曲解すべきでない。近年、中国海軍はアデン湾、インド洋、地中海などに相次いで赴き、護送、海賊対処、中国人退避などの任務を遂行して、海外における中国の利益を守るとともに、責任ある大国としての国際的責任・義務をしっかりと履行した。バルト海での演習参加は中国海軍の遠洋行動能力を高める。従って、その国際的責任・義務の履行及び国際協力展開の能力向上にも資する。
だからこそ、中国海軍の正常な遠洋活動を正しく受け止め、中国軍艦によるバルト海での演習参加は確かに初めてだが正常であることに十分に目を向けるよう、一部の者及びメディアに忠告する。中露海上合同軍事演習は正常かつ正当である以上、一部の者があれこれ批評する必要はない。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月24日