右翼勢力は軍需企業など日本経済の命脈を握ると同時に、日本の教育とメディアにより深く浸透している。彼らは教科書とメディアから手をつけ、歴史を歪曲し侵略を美化し日本国民を愚弄している。これは右翼勢力の魂が消えない価値観の基礎となっている。
日本の右翼は頑迷にも危険な道を選んでいるが、これが世界の平和を脅かし、日本国民に災いをもたらし、日本社会からの批判と反発を引き起こすことは必然的だ。日本の思想・教育・メディア界は近年、歴史の直視を求める声をあげているが、これは日本国内で軍国主義を批判する声が高まっていることを示している。また日本の右翼勢力の歴史逆行の卑劣な行為が、人々から支持されないことを十分に説明している。
今年は日本の無条件降伏72周年であり、盧溝橋事件と南京大虐殺の発生80周年でもある。72年後、いかに敗戦と向き合い、戦争の罪を反省し、戦前と一線を画し、歴史を直視するかは、日本が直面すべき課題である。
日本の政治家が「悪霊参拝」を続け、歴史に逆行しているが、最終的には破滅に至る。参拝問題に関する中国側の立場は、非常に明確だ。靖国神社には侵略戦争に直接的な責任を持つA級戦犯が祀られており、中国は日本側の間違ったやり方に断固反対する。日本側は侵略の歴史を直視し深く反省し、軍国主義と徹底的に一線を画し、実際の行動によりアジアと国際社会から信頼を勝ち取ることで、初めて平和憲法の「平和」という字に報いることができる。(筆者:謝韞 中国社会科学院米国研究所の学者)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年8月18日