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団結と協力の強化、BRICS最大の目標に。
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BRICS首脳会議が間もなく、中国のアモイで開かれる。今回の首脳会議には特殊な意義がある。これは主に非常に特別な雰囲気の中で開かれるためであり、その中身については詳細に検討する価値がある。複雑で変化の激しい国際協力環境で手にしたBRICSの成果を総括するだけでなく、未来のBRICS運営体制と発展の見通しに向け新しい行動基準を掲げることになる。世界が注目と言っても過言ではなく、まさにその通りだ。
昨年5月に中国で開かれたG20サミットは、「中国の熱」を世界に実感させた。世界経済の成長力が乏しく、さまざまな保護主義が台頭している。米国はパリ条約離脱を発表したが、中国だけ従来の積極性を維持している。世界経済に参与する中国の意欲が高まり続けており、特に「一帯一路」（シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード）イニシアチブは、国際社会に「中国の熱」を実感させた。この極めて中国らしい積極的な向上心と前進による「中国の熱」は、一帯一路沿線国の企業と政府にも伝わっており、一帯一路及び関連プロジェクトを力強く推進・支持させている。
しかし国際経済・貿易には、数多くの不協和音も存在している。特に中国に関連する経済・貿易活動において、さまざまな保護主義、狭隘な利己主義、「責任逃れ主義」が相互信頼と相互尊重の基礎を損ね、協力強化及び相互補完・互恵協力の基盤を揺るがしている。米国の通商法301条に基づく対中貿易調査により、国際貿易の不確定要素が拡大している。これらは間もなく開催されるBRICS首脳会議に影響を及ぼす。
中国とその他のBRICS諸国の協力関係は、過去10年間で大きな成果を手にした。相互間の信頼と誠意により、各国の経済成長と国際競争力を拡大した。
ブラジル、南アフリカ、インドなどとの平等・互恵・相互信頼の協力関係の掘り下げと強化を続けるほか、中国は特にロシアとの経済・貿易協力の推進を重視しなければならない。これはBRICSの経済構造及び貿易体制の改善を続ける重要な礎であり、BRICSの経済活力を保証し尽きることなき潜在力を掘り出すための重要な条件でもある。
中国は現在の発展を維持し、全世界にさらに「中国の熱」を実感させなければならない。「世界の磁石」のより大きな力を発揮し、「BRICS精神」及び多くの発展途上国に、より多くの発展の動力を与えなければならない。
今回の首脳会議のテーマは「BRICSパートナーシップを掘り下げ、より光あふれる未来を切り拓く」だ。BRICSは「パートナーシップ」であり、各国間の利益がどこにあるのかを明確にしている。BRICSはすでに栄枯盛衰を共にする緊密なパートナーであり、助け合いの平等な協力関係によって、各国は初めて国益の最大化、経済の順調かつ健全な発展を実現できる。
「団結は力なり。この力は鉄、この力は鋼だ」という歌は、中国人がさまざまな障害を乗り越え、現在の成功を手にするよう励ました。BRICSは団結を強化し、パートナーシップを掘り下げ、初めて光あふれる前途を手にすることができる。（筆者：劉志勤中国人民大学重陽金融研究院高級研究員）
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2017年8月29日
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