米軍のF-35は価格が高いことが問題となっており、1億ドル近い価格に対しトランプ大統領も怒りを表したことがある。F-35は武器装備の発展動向を正確に反映しているため、単価が高ければ軍隊の受容力は低いということになる。
中国の武器はコストパフォーマンスがよいと言われている。海軍航空兵パイロットの袁偉氏は先日、空中で特別な状況に遭いJ-15を救い、そのニュースが中国中央テレビで伝えられると大きな反響を呼んだ。公式メディアはJ-15の価格が約4億元であることを報じ、各方面から注目を集めた。
「第3世代機+」 戦闘機の価格が第4世代機に迫る
米国のF-16戦闘機は中古だと1000~1500万ドル(中国のFC-1新機とほぼ同じ)だが、F-16 Block60/62は5500~6000万ドルに上る。F-16 Block60はF-16C/Dの改良モデルで、推進力の大きいエンジンを使用し、戦闘機の最大離陸重量を50%引き上げた。また、AN/APG 80パルスドップラー・レーダー、コンフォーマルタンクを搭載し、作戦半径を大幅に向上させたため、価格も倍になっている。
技術の発展を見ると、中国空軍の主力であるSu-27とF-16は機体の外観をそれほど変えずに内部構造の強化、先進的な電子装置の採用を通して第3世代機を4世代機とほぼ同じ作戦能力にアップグレードしている。これは中国空軍の近代化方法の1つであり、J-10とJ-11もそうである。