「朝鮮のミサイル威嚇」を口実に、日本はミサイル防衛システムの配備を加速化している。米『DEFENSE NEWS』ウェブ版は27日、日本の「陸上型イージス」ミサイル防衛システムの配備計画に大きな進展があり、配備地の評価段階に入ったと伝えた。日本は西海岸に2機の「陸上型イージス」を配備するとみられる。「陸上型イージス」の性能は「THAAD」ミサイル防衛システムを上回り、日本国土を朝鮮のミサイル攻撃から守ることができる。
日本は2023年に「陸上型イージス」に作戦能力を備わせ、安全情勢が悪化した場合に配備を加速化する計画。今年8月に提出した予算の概要要求で、防衛省は「陸上型イージス」導入予算を増やした。防衛省は、同システムを導入することで日本のミサイル防衛システムに迎撃能力が加わり、海上自衛隊のイージス艦の緊急配備や警戒、監視任務の負担を軽減することができると見ている。日本は現在6隻のイージス艦を保有し、計画が実現すれば、2021年に全てのイージス艦が迎撃能力を備えることになる。
専門家によると、米国は欧州にミサイル防衛システムとして「陸上型イージス」を配備している。戦術性能に関して言えば、「陸上型イージス」は先進的な「SM-3 Block1B」迎撃ミサイルを採用し、将来的に日米が共同開発する「SM-3 Block2A」となる。「SM-3 Block2A」は衛星迎撃能力も持ち、全体的な性能は「THAAD」をはるかにわ回る。2020年に新型「SM-3 Block2B」が開発されれば、同システムの迎撃高度は500キロに達し、長距離ミサイルも迎撃できるようになる。
作戦体系を見ると、日本の海陸イージスシステムは連携力に優れている。艦載システムと陸上システムがデータでつながり、情報を共有する。日本の西海岸に2基の「陸上型イージス」が配備されれば、海上自衛隊のイージス艦の圧力は分散され、日本は陸地と海上から同時に遠隔監視し、情勢悪化時にイージス艦と「陸上型イージス」が共同で行動できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月29日