インドの風変わりな心の病、自分で治療せよ

インドの風変わりな心の病、自分で治療せよ。

タグ:インド 洞朗

発信時間:2017-10-09 13:08:11 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国の国慶節(建国記念日)に伴う連休の後半、中国社会は得難い長期連休の喜びに浸り、観光やレジャーが主な話題になった。しかし中国の南の隣国であるインドでは、中国との国境紛争が注目された。

 

 インドメディアは、中国側が洞朗地区もしくはその周辺で道路工事を再開したと報じたが、この情報の信憑性は低い。すでに冬が近づき、施工に適した時期ではまったくないからだ。また洞朗地区は中国領であり、かつ中国に実効支配・管理されている。洞朗地区で危機発生中、中国側は同地区のインフラ整備を強化した。今後も現地の施工を続けることになる。中国がこれから同地区で道路工事を行う際に、「インド側の同意」を求めるべきと考えるならば、そのようなインド人は考えすぎだ。

 

 インドの一部のナショナリストは、インドの実力と権力を過大評価している。インド側が国境線の向こうから、中国側に命令を出せると考えているのだ。国際法にこのようなルールはなく、インド政府にも国際法違反をほしいままにする力はない。

 

 インドがシリグリ回廊の安全を懸念するのも理解できるが、懸念があるからといって勝手な振る舞いは許されない。中国も同じく、インド洋とマラッカ海峡のシーレーンを通過する際の安全を懸念しているが、そのため強制的な手段を講じることはできるだろうか。それからインドの女性国防相は新設された国境地帯の空港を視察したが、中国はこの空港を脅迫したことがあるだろうか。

 

 インドには懸念があるが、まずこの懸念を抑える必要がある。次に国際法が許す範囲内で、自国の軍事施設の建設を強化することしかできない。仮に全国の軍人をシリグリ回廊にずらりと並べたとしても、中国が何かを言うことはない。それから、インドは中国と戦略的安全の交流を掘り下げ、相互信頼を促進し、国境地帯の長期的な平和と安寧を積極的に構築するべきだ。

 

 中国はインドを敵とするつもりはない。善隣友好は中国の確固たる国策であり、中国は長期的にインドとの国境紛争を処理する際に、実力的な優位性を利用したことはない。洞朗地区の危機で、中国は自制心を維持し、インド側に間違いを正し軍を自ら撤退させる機会を与えた。インドのシリグリ回廊の安全への懸念が一般的なものであれば、それは正常だ。しかし平和と発展を犠牲にし、インドの国力を注ぎ「中国によるシリグリ回廊の断裂」に備えようとするならば、それはヒステリーというものだ。

 

 インドの戦略界は、中国がインドに難癖をつけるつもりがないことを分かっている。中国の戦略的野心から論じると、今日のインドはどの面を見ても主なライバルではない。中印友好の維持は、中国の戦略的直覚であり、中国側が優先する理性的な選択でもある。

 

 インド社会が自ら問題を起こし、敏感になり、不可思議な傲慢さを示している。さらにナショナリズムがメディアで猛威を振るっている。インドは自分の病を治すべきであり、中国にはそのわがままを放任する義務はない。


 「中国網日本語版(チャイナネット) 2017年10月9日」


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