「私の履歴書など簡単で一行で書けてしまう」。1987年に大学を卒業して河北省図書館に配置され、現在は特蔵部主任、省古籍保護センター事務室主任を務める蘇文珠はこれまでずっと、書籍でいっぱいの環境の中で過ごしてきた。
1996年には、省図書館業務技能・理論知識試験でトップの成績を獲得し、特蔵部へと派遣され、2003年からは全面的に仕事を統括している。蘇文珠は特蔵部の主任に就任すると、同図書館の実際に合った整った保護管理制度を制定した。文献の出入庫に対しては、厳格な手続きや登録の改善を先頭に立って行い、文献の破損なしの完全な管理を確保した。
2007年、「中華古籍保護計画」が正式に実施されると、蘇文珠は、関連人員を率いて、全省の古籍保護状況に対する全面的な調査を行った。古籍の紙の老化や腐食、部門の人員・資金不足などのチャレンジに対し、蘇文珠は縮こまることはなかった。国家古籍保護センターの各種の古籍関連研修を5回にわたって開き、省内で古籍人員延べ300人近くを養成した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月16日