中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)が18日、北京で盛大に開幕した。習近平総書記は報告の中で、歴史を見渡し未来を展望し、中国共産党の5年間に渡る国政運営の経験と啓示を凝縮し、今から2020年、さらには今世紀中頃までの壮大なる青写真を描いた。報告の一連の新思想・新論断・新提案・新措置が広く注目を集め、大反響を呼んでいる。
新たな歴史的位置づけ:中国の特色ある社会主義が新時代に
報告は「中国の特色ある社会主義が新時代に入った」とし、中国の発展に関する新たな歴史的位置づけを示した。これは重大な判断だ。
新時代に入る。これは党・国家事業発展の全局面的な視野、改革開放の40年弱に渡る歩み、第18回党大会から5年間で得られた歴史的な成果、歴史的変革の流れから下した合理的な判断だ。
新しい理論革新の成果:新時代の中国の特色ある社会主義思想
第19回党大会の報告は、重大理論の革新的成果を打ち出し、新時代の中国の特色ある社会主義思想を指し示した。これはマルクス・レーニン主義、毛沢東思想、鄧小平理論、「三つの代表」重要思想、科学的発展観の継承と発展であり、マルクス主義中国化の最新の成果だ。
新時代の中国の特色ある社会主義思想とは、第18回党大会以降の習近平総書記の国政運営の新理念・新思想・新戦略を高度に総括する、党と国民の実践と経験及び集団的知恵の結晶だ。報告は新時代の中国の特色ある社会主義思想の「8つの明確」「14つの堅持」からなる、新時代の中国の特色ある社会主義の発展に関する基本方針を示した。両者は相互統一され、共に新時代の中国の特色ある社会主義思想の枠組みをなしている。
社会主要矛盾の歴史的な変化:「国民の日増しに増大するすばらしい生活への需要と不均衡・不十分な発展の間の矛盾」に変化
過去長期間に渡り、中国の主要な社会矛盾に関する論述は「国民の日増しに拡大する物的・文化的需要と時代遅れな社会生産力の間の矛盾」だった。第19回党大会の報告は、中国の主要な社会矛盾はすでに「国民の日増しに増大するすばらしい生活への需要と不均衡・不十分な発展の間の矛盾」に変化したとした。