中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)の報告にあった「国民の人身権・財産権・人格権を保護」について、代表らは党の国民の権利に対する高度な重視を示していると判断した。
報告は「中国の特色ある社会主義は新時代に入っている。中国社会の主要問題はすでに、国民の日増しに拡大する美しい生活の需要と、不均衡・不十分な発展の間の問題に転じている」とした。
第19回党大会代表、法学専門家の薛済民氏は「国民の人身権・財産権・人格権を保護とは、中国社会の主な問題の変化と呼応している。人々の基本的な物的生活が保証されると、人格の尊厳への需要がより強まっている。報告が人格権の保護を盛り込んだことは、国家が国民の各種合法的権益を保護し、国民の新たな期待と願いに応えることを反映した」と指摘した。
経済・社会の発展に伴い、人身権・財産権・人格権の保護に関する問題が近年増加している。特にインターネット環境は個人の情報安全、プライバシー保護、人格権の商業化利用などに対して、大きな課題をもたらしている。
第19回党大会代表、江蘇省靖江市人民法院副院長の陳燕萍氏は「報告は、国民の人身権・財産権・人格権の保護を強化することを明確にした。今後は立法・法執行・司法などの分野で、関連措置でフォローしていく必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年10月23日