「中国人が2千年も前に、このような環境保全の観念を持っていたなんて、初めて知りました」。中国国家博物館で開催された「古代中国」をテーマとする展覧会で、ドバイ「CATV」のシネ記者がそう語った。
21日午前、中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)を報道するためにやって来た100名近い海外の記者が、中国国家博物館を見学した。エジプト出身の、赤い服に身を包んだ身長180センチ近いシネ記者は、その中でもとりわけ目立った。
27歳のシネ記者は、子供の頃から中国文化が好きだった。流暢な中国語を話すだけでなく、書道もうまい。「世界大学生中国語コンテスト」のエジプト予選で優勝したこともある。ドバイ「CATV」では中国担当筆頭記者である。一帯一路国際フォーラムや、アモイBRICSリーダーサミットの報道にも関わって来た。
今回の「十九大」期間に、中国国家博物館の取材活動に参加した。「古代中国」と「復興の道」、「秦漢文明展」の3つの展示を観覧した。
中国について十分知り尽くしているとはいえ、今回の展示は彼女を格別に感激させるものだった。「中国が歩んできた道を今回、この目で見ることができたことはとても貴重な体験です。中国が現在のような成功を収めていることがとてもうれしい。今私が見ている中国は、きわめて強大です。奇跡を目の当たりにしているようです」。
中国国家博物館の陳成軍副館長によると、この3つの展示は国家博物館で最も重要な陳列だという。「古代中国」は中国5千年の輝かしい文明を展示するもので、「復興の道」は100年間の歴代志士たちが人々をリードしながら偉大なる復興の道を歩む姿を展示するものだ。そして「秦漢文明展」は国家博物館が今年始めた重要展示で、世界に見ても先端的だった秦漢時代の文化的実力を紹介するものである。