先般開催された中国共産党第19回全国代表大会(第19回党大会)開幕会で、習近平総書記が第18期中央委員会を代表して報告を行った。英『BBC』は、習近平総書記の報告が中国国内と世界の広範な注目と大きな議論を引き起こしたと伝えた。
BBCは、3万字余りに上る報告のなかで習近平総書記が、中国共産党の過去5年にわたる取り組みを総括し、今後の一定期間にわたる発展の基調を定めたとしている。
第19回党大会の報告は鮮明な特色を持ち、中国の社会主義事業が新時代に入ったことをはっきりと宣言した。報告をみると、第19回党大会以降、中国共産党による内政と外交両面の方策において、新たな兆しが出てくる可能性がある。
BBCは、中国共産党が国内において、社会の公平促進を経済発展よりも重要なものに位置付けるとの見方を示した。
報告のなかで提起された「子どもは誰でも公平で質のある教育を受けることができる」、「所得分配をさらに合理的で秩序のあるものとする」、「都市と地方の社会救済システムを統一する」、「国民全体が身の丈に合った住宅に住めるようにする」、「貧困地区や貧困人口が全国の人々と一緒に全面的な小康社会に入るようにする」ことは、第19回党大会以降の政府関連部門の活動目標となった。