第19回党大会は26日午前10時に記者会見を開き、関係分野の責任者が第19回党大会報告を読み解き、記者の質問に答えた。新華網が伝えた。
楊偉民・中央財経指導グループ弁公室副主任は「二段階」戦略の意義について自らの見解を示し、その意義を次のように指摘した。
第1に、中国の社会主義現代化建設のタイムテーブルとロードマップを完全に描きあげた。改革開放初めに中国共産党が打ち出した社会主義現代化建設の「三段階」戦略目標は、すでに第1段階と第2段階を前倒しで達成した。第16回党大会は、今世紀最初の20年で小康社会(ややゆとりのある社会)を全面的に完成するとした。この目標はあと3年で達成されようとしている。第19回党大会は2021年から2050年までの30年を15年ずつに分けた。こうして改革開放以降の中国の社会主義現代化建設のタイムテーブルとロードマップが完成した。実際には次の5段階に分けられる。第1段階、改革開放初めから1990年までに人民の衣食の問題を主に解決する。第2段階、1991年から2000年までに人民生活を小康水準に引き上げる。第3段階、2001年から2020年までに小康社会を全面的に完成する。第4段階、2021年から2035年までに社会主義現代化を基本的に実現する。第5段階、2036年から2050年までに富強・民主・文明・調和・美しい社会主義現代化強国を完成する。
第2に、社会主義現代化の基本的実現という目標を15年前倒しした。中国共産党が以前打ち出した奮闘目標は今世紀半ばまでの現代化の基本的実現だったが、今回は2035年までに社会主義現代化を基本的に実現するとした。つまり、過去の目標と比べ15年前倒しした。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年10月26日