発見が難しいこれらのミニ潜水艦は急襲任務も可能だという。サンクトペテルブルク海洋機械製造局「マラヒート」は今年、排水量200~950トンの次世代小型潜水艦を開発した。実は、これはソ連865型潜水艦「ピラニア」の復刻モデルである。ソ連は同型潜水艦を2隻建造し、1988年と1990年に就役したが、1999年に資金不足と使用できる任務の少なさを理由に引退した。
ソ連の「ピラニア」は排水量319トン、長さ28.3メートル、幅4.7メートル、最大航行速度7ノット、最大潜航深度180メートル、乗員3人、フロッグマン6人。
マラヒートのニコラ・ノボセロフ副社長は、「新型のピラニアは魚雷、ミサイル、水雷を搭載できる。潜水艦にはフロッグマンの進水用の扉もある。そのほかに、533ミリと400ミリの魚雷発射管からミサイルを発射し、水雷発射装置は音を立てずに設置することができる」と話した。
潜水艦は速度15ノットだが、発注者は20ノットを希望している。ロシア海軍向けに生産するが、外国市場でも一角を占めることができる。量産化されれば、価格もそれほど高くないとみられる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月17日