米空母3隻が10年ぶりにアジア太平洋に集結 効果は不明

米空母3隻が10年ぶりにアジア太平洋に集結 効果は不明。米軍の空母打撃群3つ分の兵力がアジア太平洋に集まるのは、2007年のグアム島の「バリアント・シールド」以来のことであり、また米軍の近年のアジア太平洋における新たな重大軍事活動でもある…

タグ:朝鮮半島 空母艦隊 同盟国

発信時間:2017-11-17 14:42:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 美军3艘航母时隔10年再次齐聚亚太 意欲何为?

 韓国軍が12日に発表した情報によると、米国の原子力空母3隻が同日、朝鮮半島東部の海域で韓米合同演習に参加した。米軍の空母打撃群3つ分の兵力がアジア太平洋に集まるのは、2007年のグアム島の「バリアント・シールド」以来のことであり、また米軍の近年のアジア太平洋における新たな重大軍事活動でもある。

 

 今回の米空母の配備規模は、この程度にとどまらない。米海軍兵学校のウェブサイトによると、米軍の原子力空母11隻のうち7隻が各海域で活動中だ。朝鮮半島で合同演習に参加する3隻の空母の他に、「カール・ヴィンソン」「ステニス」が東太平洋で活動している。「リンカーン」と「フォード」は大西洋で活動中。つまり米軍の太平洋地区における実際の空母配備数は5隻に達しており、同地区への注目の程度が伺える。

 

 米軍のダンフォード統合参謀本部議長は、上述した空母艦隊が西太平洋に同時に姿を現したのは、朝鮮に矛先を向けるためではなく、米国の地域に対する軍事力の投入を定期的にアピールしただけと説明した。ロイター通信はこれを「稀な武力誇示」とし、全世界に誰がアジアの主導者であるかを見せつける狙いがあったと論じた。

 

 空母3隻の圧倒的な軍事力は、米国のアジア太平洋における重要な同盟国を力強く支える。韓国の聯合ニュースによると、韓国海軍が米空母3隻と合同演習を実施するのは、韓国の軍隊建設以来で初となった。また韓国の軍関係者によると、米国は韓米日合同演習を提案していたが、韓国の強い反対により実施されなかったという。米軍の空母3隻は韓国と日本でそれぞれ合同演習を行い、このアジア太平洋において支柱となる同盟国2カ国への重視を示す。米海軍太平洋艦隊のスウィフト司令官が「今回の西太平洋における演習は、米国の太平洋艦隊の能力と、地域の安全・安定を維持する約束を力強く証明する」と発言した通りだ。

 

 ところが米空母3隻がアジア太平洋に集結することによって、どれほどの効果が発揮されるかは疑問だ。特に朝鮮への効果が「抑止」なのか「刺激」なのかは不明だ。しかし朝鮮半島の複雑極まりない情勢にとって、軍事的手段は往々にして最後の解決手段であると同時に、効果が最悪な解決手段である。これについては国際社会ですでに広く共通認識が形成されている。中国外交部の華春瑩報道官が7日、この状況について「朝鮮半島は現在、非常に複雑かつ厳しい情勢を迎えている。関連国は自制を維持し、相互刺激を避け、半島の緊張を弱めるよう共に努力するべきだ。また半島核問題を、交渉による解決の軌道に一日も早く戻すため、積極的に努力するべきだ」と回答した通りだ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月17日

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