ほかにも無人機に関する情報が伝えられている。高空長距離無人機「翔龍」はまもなく交付され、「天鷹」は組み立て作業を終え、大型ソーラー無人機「CH-T4」はテスト段階に入っている。
大型長距離無人機BZK-005「長鷹」は中国の釣魚島付近の上空を巡回し日本に緊迫感を与えたことがある。「天鷹」はその改良版である。「天鷹」は積載能力が高く、光・電探測、レーダー探測、電子偵察、電子対抗のシステムを同時に装備し、高度3000メートルで地上を走る車のナンバーを認識することができる。翼の下に300キロのミサイルを4発とうさいし、妨害されずに目標物を追跡・攻撃し、40時間飛行できる。
大型ソーラー無人機「CH-T4」は西側メディアにも頻繁に報じられている。同機の試験飛行の高度は2万5000メートルに達し、高空に数カ月とどまることも可能。センサーを搭載すれば、製図、偵察、測位などの任務を実行できる。これは海上の目標物の偵察・監視において重大な戦略的価値がある。
中国の科学技術の進歩は無人機の発展を後押しした。小さな無人機でも飛行機、コンピュータ、通信・ナビゲーションシステム、自動制御、材料、探知機、センサーなどの多くの分野のハイテクが集まっている。中国のこれらの基礎技術の進歩がなければ、無人機はこれほど発展していなかったと言える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年11月23日