中国共産党と世界政党の上層部対話」が11月30日に北京で開かれる。120カ国余りの200余りの政党と政治組織の指導者が「人類運命共同体の構築、素晴らしい世界の共同建設:政党の責任」とのテーマをめぐり、踏み込んで対話し、幅広く交流する。今回の空前規模の世界政党対話は各国政党間の相互理解を効果的に強化し、広範な共通認識を形成する。(文:王紅艶、梁躍民<中国社会科学院中国の特色ある社会主義理論体系研究センター>人民日報掲載)
現在世界には数千の政党があるが、これまで政党間で効果的な交流と対話を行う大きなプラットフォームはなく、様々な誤解や溝、さらには対立に速やかに対処し、これを有効に解消するすべがなかった。今回の対話によって、世界各国の政党は直接対話し、幅広く交流し、十分に話し合い、各自の長所を示すと共に参考にし合う政党交流・協力制度を築くことができる。これは人類の歴史において初めてのことであるのみならず、国際秩序のより公正で合理的な方向への発展の推進、世界の平和・安定と人類の共同繁栄・発展の促進にとっても実質的作用がある。
中国共産党は世界最多の党員を擁し、最大の発展途上国において長期政権の座にあり、かつ世界の注目する成果を挙げ、すでに世界に対して広範な影響力を形成している。中国共産党は同時に、国政運営面でも豊富なノウハウを蓄積し、自己建設の強化面でも独特なノウハウを少なからず蓄積している。これは世界の他の政党にとって非常に貴重な参考価値があり、強い影響力を顕示している。中国共産党には世界の他の政党に対して中国のストーリーを語り、中国のノウハウと中国の案を分かち合う資格と基礎と優位性があり、責任もある。
今回の対話は鮮明な世界的視点を持つ。フォーラムは世界の全ての政党と政治組織に対して開かれており、世界各国の政党と政治組織の参加を提案している。これはグローバル化プロセスの加速に順応するうえで必要なことであり、大政党としての責任感の体現でもある。今回のフォーラムは政治同盟の意図を持つ政治的組織ではなく、各政党と組織が争いを棚上げし、政党自身のガバナンスと建設の問題について一心に交流し、議論する場及び仕組みであり、「文明間の交流によって文明間の溝を乗り越え、文明間の相互参考によって文明間の衝突を乗り越え、文明間の共存によって文明間の優越を乗り越える」を十分に体現している。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年12月4日