「我々は、世界各国がいずれも、平和で安定した素晴らしい世界に共存し、発展を自国の第一の任務とし、最高の目標とすることを望んでいると信じている。国連憲章でうたわれているようにだ」。1日に行われた「中国共産党と世界政党の上層部対話」の第1回全体会議で、カンボジア人民党議長で政府首相のフン・セン氏はこう語った。これは習近平中共中央総書記(国家主席)が今回の対話会の開幕式で行った基調演説のテーマ「さらに素晴らしい世界を手を携えて建設しよう」と呼応し、高度に一致したものともなった。
対話会場の内外ではここ数日、「素晴らしい世界」や「人類運命共同体」という言葉が、各国の政党代表が口にするダントツの高頻出ワードとなっている。党派は異なり、立場は違っても、各政党代表は、人類の共同利益をはっきりと認識している。中国共産党は、「自らの事情にしっかり取り組む」ことを前提に、各国がともに建設しともに享受する素晴らしい世界、全人類に属する輝かしい未来を積極的に提唱し、このために積極的に努力することを願っており、世界各国の政党代表らはこれをそろって賞賛している。
リトアニア社会民主党のギンタウタス・パルツカス党首は記者に、「我々がここに来た重要な目的は、中国共産党第19回全国代表大会の宣言した新たな思想と新たな成果を理解し、学ぶことだ。中国が提唱する国際秩序が将来、どのようなものとなるかを、我々は期待して待っている」と語った。