意思疎通、地域の安定と発展を促進
専門家は「中韓の意思疎通と連携のさらなる強化は双方にとって有利であり、北東アジアの複雑な情勢に対応し、半島問題の正確な軌道上での発展を促す上で重要な力を発揮する」と分析した。
楊氏は「また重要な新興経済体である中韓両国の経済協力の強化は、地域経済を刺激し、北東アジアの一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)をめぐる協力を促進する」と話した。
THAAD問題、待たれる最終解決
二国間関係に改善の兆しが見え始め、両国首脳会談を間近に控えているが、専門家は「THAAD問題は段階的に処理されただけだ。これは中国側の大局を見据えた柔軟な処理方法であり、双方が戦略的相互信頼をさらに促進し、同問題を最終的に解決することを願う」と述べた。
阮氏は「中韓関係の好転は、THAAD問題がなくなったことを意味しない。両国関係の今後の動向は、韓国側が約束を着実に守り実現できるかにかかっている」と指摘した。
楊氏は「今回の訪問が両軍の対話再開を促進すれば、中韓関係はTHAAD問題の悪影響を脱し、安定的かつ健全な発展の軌道に一日も早く戻るよう促せる」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月8日