2018年について、徐永彬氏は次のように語った。中韓関係は回復し始め、中韓経済貿易関係の発展の潜在力も大きい。サムスンが西安市に投資したのに続き、現代も重慶に大規模な投資を行った。このような状況下で、韓国語人材の需要は東部沿海地区から西部にまで拡張していくと考えられる。また、中韓両国が政治、経済貿易などの面で協力を深めていることも韓国語教育に新たなチャンスをもたらすとみられる。韓国語教育の中国での発展は、これまでは数の発展だったが、今後は質の向上に変わっていくだろう。
朝鮮(韓国)語に興味を持つ学生に対し、徐永彬氏は強い希望を持っている。「言語は一種のツールに過ぎず、韓国の政治、経済、文化など各分野の知識を自分で広める必要がある。韓国は重要なアジアの国であり、相手国の国情を全面的に理解することは非常に重要である」と語った。
徐永彬氏によると、朝鮮(韓国)語学部は2017年に65周年記念活動を実施し、中国韓国語研究学会と共同で対外経済貿易大学で「北京・天津・河北地区韓国語教育学術シンポジウム」や青年学者研修を実施した。また、同大学は韓国の済州大学と共同で2回の中韓人文フォーラムを成功裏に開催した。
2017年を振り返り、徐永彬氏は「非常に忙しい年だった」と話した。また2018年は外国語学院と海外の大学の学術交流に力を入れ、国内外のダブルディグリープロジェクトを促進し、情熱を持って「さらに忙しい1年」に対応したいと語った。
対外経済貿易大学は1951年に創設され、同年に外国語学院が設立された。外国語学院には現在12カ国語があり、世界の98か国の公式言語をカバーしている。朝鮮(韓国)語は1952年に開設。国内で2番目に朝鮮(韓国)語学部を設立した学校で、65年の歴史を有する。
展望2018年,徐永彬称,目前中韩关系已经开始回暖,中韩经贸关系发展的潜力仍然巨大。继三星在西安进行投资之后,现代汽车随后也将在重庆展开大规模的投资。此种局面下,韩语人才的需求将会逐步由东部沿海地区转向西部拓展。与此同时,中韩两国在政治、经贸等方面不断深化发展合作,这也将给韩语教育带来新的机遇。韩语教育在中国的发展,此前可能是数量上的发展,今后则会逐渐转向质量上的提升。
对于学习朝(韩)语感兴趣的学生,徐永彬寄予了殷切的希望,他说:语言只是一种工具,要完善自身对于韩国政治、经济、文化等各领域知识的储备。韩国是重要的亚洲国家,全面了解对象国的国情十分重要。
据徐永彬介绍,朝(韩)语系今年还举办了65周年的系庆活动,并与中国韩国语研究学会合作,在外经贸大学举办了“京津冀地区韩语教育学术研讨会”及青年学者培训。此外,外经贸大学还与韩国济州大学合作,成功创立并举办了两届“中韩人文论坛”。
总结2017这一年,徐永彬笑言“是非常忙碌的一年。”而在2018年,他将继续致力于外语学院与国外大学的学术交流,促进国内外双学位项目,并以最大的工作热情,应对“更加忙碌的一年”。
笔者注:外经贸大学设立于1951年,同年,外语学院设立。目前,外语学院共有12个语种,涵盖世界98个国家的官方语言。其中朝(韩)语系于1952年开始建立,是国内第二所设立朝(韩)语专业的学校,至今已有65年的历史。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2017年12月26日