これを踏まえた上で、第2段階の演習ではさらに演習エリアを拡大し、演習内容もさらに複雑になった。中国海軍の潜水艦救難艦は不利な水文・気象条件下の不慣れな海域で、初めて外国軍の潜水艦と連携した。これは同シリーズの合同演習の「新たな進展」となった。
張氏は「演習内容の増加と革新は、中国海軍が世界の各海域への理解を深めており、不慣れな海域を航行する能力が向上を続け、軍事能力も向上を続けていることを意味する。中国海軍の力の強化は、世界の平和の力の強化であり、世界の平和と安定の維持を促す」と指摘した。
友好を伝える調和的なステップ
海外訪問、護衛航行、合同演習の他に、中国海軍は国際海軍多国籍フォーラム、人道主義医療サービスなどに何度も参加しており、国際交流の舞台で重要な役割を演じている。
中国海軍の「黄山艦」は5月に招待を受け、シンガポールで開かれた第6回西太平洋海軍フォーラム多国間海上合同演習、シンガポール海軍創設50周年国際艦隊観艦式、「2017年アジア国際海事防衛展示会」艦艇開放日などの活動に参加した。
「鄭州艦」は11月にタイを訪問し、ASEAN創設50周年国際艦隊観艦式に参加した。市内パレード、海上観艦式、関連する外交交流活動に参加した。
和平方舟は「和諧使命−2017」の任務期間中、延べ6万人以上の診療を行い、171人を収容治療し、299人の手術を行った。また延べ3万人以上にCTスキャン、超音波検査、心電図検査などの補助検査を行った。
張氏は「中国海軍のこれらの多様化任務は、新型国際関係を構築し、人類運命共同体をつくる具体的な行動と実践だ。外国海軍との軍事交流と協力をさらに掘り下げ、人民海軍の良好なイメージをアピールし、中国の友人の輪を広げることができる」と述べた。
潘氏は「海軍は世界の軍種だ。人民海軍が遂行する一連の多様化任務は世界に向け、中国の新たな安全観を届け、中国の責任ある大国のイメージを示した」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月3日