2017年に別れを告げ、新年を迎えたこの時期、人民網では中国にとって重要となる2018年の10大イベントをまとめた。
(1)改革開放40周年を盛大に記念
2017年9月3日、中国の習近平国家主席はBRICSビジネスフォーラム開幕式で、2018年に改革開放40周年を盛大に記念すると表明した。
1978年12月18日、中国共産党第11期中央委員会第3回全体会議が盛大に開会した。会議は党と国家の取り組みの中心を経済建設に移し、改革開放という歴史的決定を実行し、新中国成立以降の中国共産党の歴史において計り知れない意義を持つ偉大な転換を実現した。
(2)全国両会で次期国家指導者を選出
第13期全国人民代表大会(全人代)第1回会議が2018年3月に北京で開催される。会議は政府活動報告の審議、2017年国民経済及び社会発展計画の審査、2017年中央予算の審査、全人代常務委員会活動報告の審議、「両高」活動報告の審議を行う。会議は次期中華人民共和国国家指導者を選出する。
中国人民政治協商会議第13期全国委員会(全国政協)第1回会議も2018年3月に北京で開催される。
(3)中共第19期中央委員会第2回全体会議が憲法の一部改正提言について議論
2018年1月、中国共産党第19期中央委員会第2回全体会議(二中全会)が北京で開催される。憲法の一部改正提言についての議論と研究が主要議題だ。
(4)農村振興戦略計画の策定
第19回党大会報告は「農村振興戦略」を初めて打ち出した。党中央の重大な戦略決定だ。2017年の中央経済政策会議は農村振興戦略の実施を質の高い発展の推進をめぐる8つの重点政策の1つと位置付け、農村振興戦略計画の科学的制定の方針を打ち出した。
(5)4大ホームグラウンド外交
第1回中国国際輸入博覧会を2018年11月5日から10日にかけてNECC(上海)で開催。
ボアオ・アジアフォーラム年次会議2018を2018年4月8日から11日にかけて海南省博鰲で開催。
第18回上海協力機構首脳会議を2018年6月に青島で開催。
中国アフリカ協力フォーラムの新たな会議の準備作業を進めている。
(6)中華人民共和国監察法が制定
2017年12月、第12期全人代常務委員会第31回会議は中華人民共和国監察法案を第13期全人代第1回会議に上程することを決めた。国家監察体制改革試行は現在全国で進められ、国家監察法の制定作業も秩序よく進められている。この改革は新時代の条件下における全面的に厳格な党内統治の戦略的段取りであり、綱紀粛正を粘り強く堅持し、反腐敗闘争の圧倒的勝利を勝ち取るうえで鍵となる措置だ。
(7)全国で環境保護税を導入、生態環境損害賠償制度を試行
中華人民共和国環境保護税法が2018年1月1日に施行される。同法の規定により、汚染排出費に代わり環境保護税を徴収する。国務院は環境保護税を地方歳入とすることを明確に通達した。
2018年1月1日から、全国で生態環境損害賠償制度を試行する。
また、2015年12月に河北省で試行を開始して以来、中央環境保護監察は2年で全国31省(自治区、直轄市)に対する監察の全カバーを実現した。2018年には第1期監察の「振り返り」に入ると同時に、突出した環境問題に対する特別監察を適時行う。
(8)嫦娥4号打ち上げ、初の月の裏側への軟着陸を実現
嫦娥4号ミッションは2016年に月探査事業重大プロジェクト指導チームの審議を経て正式に始まった。打ち上げは2018年の予定だ。嫦娥4号は3大「壮挙」を実現する見通しだ。人類の探査機による月の裏側への初の到達。人類の宇宙機による地球―月系L2での地球―月中継通信の初の実現。科学関係者に月の裏側の宇宙科学研究プラットフォームを提供し、重大な独創的科学研究成果を獲得。
(9)武装警察部隊が党中央と中央軍事委員会の集中統一指導下に
「中国人民武装警察部隊指導指揮体制の調整に関する中共中央の決定」に基づき、2018年1月1日0時より武装警察部隊は党中央と中央軍事委員会の集中統一指導下に置かれ、中央軍事委員会―武装警察部隊―部隊指導指揮体制を実行する。
(10)広西チワン族自治区、寧夏回族自治区成立60周年
広西チワン族自治区と寧夏回族自治区は2018年に成立60周年を迎える。
両自治区は民生や産業など一連の事業の実施を進める。
(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月2日