報道によると、海軍航空大学の飛行学習者はすでに、東中国海や大陸部の陸地での飛行、離着陸練習、飛行甲板上でのコンピューターシミュレーション訓練、身体能力訓練や各種講座への参加を行っている。同大学は、海軍航空兵学院と海軍航空工程学院の再編によって設立され、中国の空母打撃群への艦載機飛行員や後方支援人員の養成などの任務を主に担当する。北京は現在、世界中で行動を展開し、中国の海洋安全を支えることのできる「外洋海軍」(Blue Water Navy)の建設を進めており、「遼寧艦」の正式な運用開始や新空母「001A型」の年内の正式な就役もその一環となる。北京の軍事専門家の李傑氏によると、中国海軍はすでに、初の空母を利用して経験を積んでいるが、空母艦隊が徐々に拡大される中、海軍内部でより多くの艦載機飛行員を養成することが目下の重要な任務となっている。
「艦載機飛行員は同業者のうちのエリートだ。陸上の滑走路の10分の1に満たない飛行甲板上の極めて短い滑走路で発着艦を行わなければならないからだ」。李氏によると、ベテラン飛行員にこれらの技能を覚えさせるより、飛行学習者に最初から学ばせる方がより良い養成方式と言える。ただ「遼寧艦」のほぼすべてのJ-15艦載機の飛行員はいずれも、最も優秀な空軍飛行員から選抜されており、少なくとも600時間の飛行経験を備えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年1月5日