豪州が中国の南太平洋諸国への援助を批判 外交部が真っ向から反論

豪州が中国の南太平洋諸国への援助を批判 外交部が真っ向から反論。中国外交部の陸慷報道官は10日、この発言に対して「豪州の当局者の発言は事実を無視しており、無責任だ。中国側は本件について、豪州政府に抗議した」と強く反撃した…

タグ:豪州 太平洋 援助  発言権

発信時間:2018-01-11 14:49:58 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 新年早々、反中急先鋒の豪州は、中国に新たな攻撃を仕掛けた。豪州のコンセッタ・フィエラバンティ・ウェルズ国際開発・太平洋担当相は10日、中国の南太平洋における島国のインフラ事業に効果はなく、かつ不利な貸付を行っており、中国政府が太平洋の島国で「無用の長物」のインフラ事業に投資していると唐突に批判した。

 

 中国外交部の陸慷報道官は10日、この発言に対して「豪州の当局者の発言は事実を無視しており、無責任だ。中国側は本件について、豪州政府に抗議した」と強く反撃した。

 

 ABCは10日、豪州の当局者は中国が太平洋地域で日増しに影響力を拡大しており、かつ中国が好条件の貸付を影響力強化の手段としていることに懸念を深めていると伝えた。彼らは暗に、中国が地域の指導者に資金を直接提供することで、インフラ事業への投資を実現していると批判した。ウェルズ氏はABCのインタビューに応じた際に、南太平洋地域の代弁者のような口ぶりで「我々は中国が効果的な手段により開発援助を利用することを奨励する。我々はどこにもつながらない道路の建設を望まず、インフラが実際に生産力を生み、経済効果と健全な効果をもたらすことを願う。言い換えるならば、インフラ整備そのものを目的にしたくない。中国の影響力は大きく強化されているが、太平洋地域におけるインフラ事業は豪州が支援する事業ほど有効ではない。中国が建設する道路と建築物は無用であり、整備が不足している」と述べた。

 

 豪州の当局者が、中国の南太平洋諸国への援助でいちゃもんをつけるのは、これが初めてではない。陸報道官は10日「中国は長期的に、太平洋の島国の政府と国民の意向を十分に尊重し、現地の発展の需要を十分に考慮した上で、多くの援助を提供している。中国の援助が各国の経済・社会の発展を大きく促進し、現地人に確かなメリットをもたらしており、関連国の政府と国民から歓迎されていることは、事実によって証明されている。中国の援助が現地で効果を発揮しているかについては、これらの国の国民と政府が最も発言権を持っている。我々は豪州側の関係者が他国にいちゃもんをつけ、勝手に論評するのではなく、自省することを願う」と述べた。


 

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