中国外交部(外務省)の陸慷報道官は16日の定例記者会見で、米国会議員が中国移動(チャイナ・モバイル)の米国市場参入に反対している件について、質問に答えた。
【記者】米国会議員が国家安全保障上の懸念から、米通信事業者AT&Tに対して華為技術(ファーウェイ)との全ての提携の破棄を促すとともに、中国移動の米国市場参入に反対していることについて、中国政府としてコメントは。
【陸報道官】外交部定例記者会見の場では通常、具体的なビジネス協力についてコメントしない。質問された状況について私も把握しておらず、中国の担当当局に問い合わせてもらいたい。だが中国政府は中国企業に対して市場原則と国際ルールにのっとり、受け入れ国の法規の遵守を前提に対外投資協力を行うよう一貫して促しているということを指摘しておきたい。われわれは各国が中国企業の経営に公平で良好な環境を提供することも希望する。
また、中米の経済・貿易関係は本質的に互恵・ウィンウィンであることも強調したい。これはすでに数多くの事実により証明されている。われわれは中米双方が共に努力して両国の経済・貿易関係の健全で安定した発展を維持することを希望する。これは双方の共通利益に合致する。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年1月17日