雑音の中、中米の協力は続く

雑音の中、中米の協力は続く。最近、中米の経済・貿易関係に度々雑音が生じている。1月12日、米通商代表部は2017年度知的財産権保護報告を公表し、全体の約20%にあたる9カ所の中国市場を再びいわゆる「悪名高い市場」に挙げた…

タグ:経済 貿易 知的財産権 利益

発信時間:2018-02-07 13:44:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

経済・貿易面でのたゆまぬ対中圧力は、利益の争奪以外に、米国の戦略変更を反映してもいる。米国は2017年12月以降、国家安全保障戦略、国家防衛戦略報告、核態勢の見直しなど重みのある政策文書を続々と公表した。こうした報告は、米国が自らの置かれた国際環境を憂慮し、東洋が上昇し西洋が下降するという国際構造の変化に順応することを望まず、中露など大国の発展を主要な挑戦と見なしていることを反映している。特に中国が日増しに国際社会の中心に近づいていることに、米国は不適応感をつのらせている。

米国の対中政策には今なお二面性がある。米国は中国を重視し、中米関係を最も重要な二国間関係の1つと見なしている。その一方で、米国は中国に対する防備と警戒を強めている。これに加え、中間選挙を控えて「中国カード」の乱用が政治闘争の道具とされている。中米の経済・貿易協力も見通しの複雑化をまぬがれない。

中米の経済・貿易関係はマイナス要因が強まっているが、それでも中国は客観的で冷静な姿勢で米国に対して利害を説いている。中国は、保護貿易主義は両刃の剣であり、米国が国際ルールより一方的基準を優先するのは他国を害し、それ以上に自らを害すると強調している。中国はかねてより開放的・包摂的であり、米国が「ゼロサムゲーム」と「冷戦思考」を棄て、「パートナー」となることを望んでいる。

中国は戦略の揺るぎなさを保ち、挑戦を恐れない。中国経済の発展基調が良好であることは、世界に対する重要な貢献であり、他の国々に発展の重要なチャンスももたらす。中国の経済・貿易協力の「コミュニティ」はまさに拡大し、高度化している。米国にとっては互恵・ウィンウィンを実現し、中国と対立するのではなく協力することが最も正しい選択だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2018年2月7日

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