記事によると、イランやパキスタンなども大型のミサイル発展計画を持っている。パキスタンは1990年代から、ミサイルプロジェクトに大規模な投資を始めており、2020年代中頃までにインドのほとんどの地域を攻撃する能力を備える計画だ。インドはここ20年ですでに、パキスタンのすべての地域と中国の大部分の地域を攻撃する能力を備えている。
サウジアラビアとイスラエルは1990年まで、イランをミサイルで攻撃することができたが、今ではイランも両国に反撃することができる。「その原因の一部は(イランが)朝鮮から技術を獲得したことだ」。このほかインドと朝鮮は現在、弾道ミサイルを発射できる潜水艦を開発している。両国はこれによって、報復攻撃のための隠密性の高いミサイルを保持することができる。
注目すべきもう一つの傾向は、政府以外の武装勢力によるミサイルの獲得だ。昨年11月、イエメンのフーシー派武装勢力はサウジアラビアに1発の弾道ミサイルを発射した。サウジアラビアが2015年にフーシー派武装勢力の攻撃を始めて以来、アラブ連盟は、フーシー派武装勢力がサウジアラビアに数十発の類似したミサイルを発射したとして非難している。
この記事は、弾道ミサイル技術が世界で拡散した大まかな経路を紹介している。これによるとソ連とその後に朝鮮が保有することになった「スカッド」シリーズのミサイルが重要な役割を演じている。この記事は、「現在、弾道ミサイル技術の拡散を阻むことは非常に困難となっている。小型の部品の取り引きを阻止することはほとんど不可能だ。誘導システムやエンジン、さらに専門知識の拡散もこれに含まれる」と結論付けている。親指大のドライブに多くの秘密を詰め込むことができる。時には単一の部品でさえ、技術のブレークスルーの触媒となり得る。朝鮮が旧ソ連から獲得した強力なエンジンの設計は、ミサイル分野での朝鮮の近年の成果の主要な推進力とみなされている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月11日