中国は対外開放が進んでおり、それとともに春節が海外へ伝わって、世界各国で知られるようになっています。
イギリスのメイ首相は春節の前に中国を訪れました。明朝時代の庭園である上海の豫園で、夫とともに「福」と書かれた紙を持った写真が、両国のネットユーザーの話題となりました。
春を迎え、福を招くという春節には、新しい1年への人々の願いがこめられています。幸せを意味する祝日であり、それは世界各国の共通した願いでもあります。
欧州委員会のユンケル委員長は、「中国との関係について、今年は特別な1年になる。まず戌年は、忠実で誠意があり、和やかな年を象徴するものだ。そして双方にとって初めてとなる観光年でもあり、多くのイベントや訪問行事が予定されている。一段と友好を深めたい」と述べました。
また、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、スイスのジュネーブで春節へのメッセージを送りました。長年にわたる中国の支援に感謝し、「一帯一路」の枠組みでの協力拡大を期待するとのことです。
そして、国連のラテンアメリカ・カリブ経済委員会(ECLAC)の代表も中国国民に祝福の言葉を伝えました。「中国はわれわれの地域にとって非常に重要である。中国国民は是非訪問して欲しいし、こちらも中国を訪問したい」と話しました。
このほか、オーストリア、スロバキア、フィジー、マルタ、スリランカ、ナイジェリア、モンテネグロの首脳らが、中国に旧暦の新年を祝福するメッセージを送りました。(殷、森)
「中国国際放送局日本語版」2018年2月16日