米国の『Air Force Times』ウェブ版は28日、ホワイトハウスとボーイングが大統領の新専用機「空軍1号」購入の非公式協議を結び、契約額は39億ドル以下になると伝えた。
VNBCとフォックス・ニュースは27日、購入額は2機のボーイング747-8型ビジネスジェットの建造費と6億ドル相当の改造費を含み、改造費は安全通信システム、タラップ、大型キッチンなどの設置費用を含むと報道。
ボーイングは27日に声明を発表し、トランプ大統領は国民のために良い取引をし、同社は新「空軍1号」の製造者になることを光栄に感じ、大統領のためにコストパフォーマンスの高い空中ホワイトハウスを製造すると表明。ホワイトハウスの報道官は、「この取引は14億ドルの税金を節約した」と述べた。ホワイトハウスの発表をもとに推算すると、ボーイングの新「空軍1号」の当初の見積価格は53億ドルに達していた。米メディアは、50億ドルという価格がどこからきたのかわからないが、トランプ大統領は新「空軍1号」の価格交渉に全力を注いだと論じた。
米メディアによると、費用を節約する理由はまず専用機が「掘出し物」であるためである。大統領専用機を運営する米空軍は、新「空軍1号」になる2機の747-8型機はもともとロシアの航空会社が注文したものだったが、この会社が倒産したため、ボーイングは2機を売るために値下げしたと明かした。もう1つの理由は、空中給油などの余計な機能をなくしたためである。 米空軍の大統領新専用機建造計画によると、ボーイングが建造する2機の新「空軍1号」は2019年に改装を開始し、2024年に完成しテストを実施する予定だが、トランプ大統領は交付時期を2021年に早めたいと考えている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月1日