習近平中共中央総書記は以前「自己監督は世界的難題であり、国家ガバナンスの『ゴールドバッハの予想』だ。中国共産党は成功し、『絶世の武術』を身につけ、クリーンな政治を築くことを決意した」と指摘した。人民日報が伝えた。
国家監察体制改革が中国共産党による「絶世の武術」修行の重要な一つであることは間違いない。この重大な政治体制改革は政治体制、政治権力、政治関係の重大な調整であり、腐敗対策に対する党の統一的指導を強化することが根本的目的だ。
人民大衆が最も憎んでいるのは腐敗だ。現在、腐敗との闘いは圧倒的態勢がすでに形成され、強固になり、発展しているが、依然として厳しく複雑な状況にある。国家監察体制改革を深め、監察委員会に憲法上の地位を与えることが、圧倒的勝利を勝ち取るまで腐敗との闘いの深い発展を後押しするのは間違いない。
アナリストによると、改革前の行政監察システムでは情勢の要求に完全に適応できなかった。第1に、監察範囲が狭すぎた。行政監察の対象は主に行政機関及びその職員であり、公権力を行使する全ての公人ではなかった。第2に、反腐敗の力が分散していた。改革前、紀律検査委員会は党規約に従い党員の規律違反行為を審査し、行政監察機関は行政監察法に従い行政機関職員の違法・規律違反行為を監察し、検察機関は刑事訴訟法に従い職務犯罪を捜査・処分していた。反腐敗の機能は各々行使され、重複部分もあり、合力を形成していなかった。第3に、責任と集中的統一の体現が不十分だった。改革と監察法の制定によって「各級監察委員会は国の監察機能を行使する責任機関である」ことが明確にされた。これは第19回党大会で改正された党規約の「党の各級紀律検査委員会は党内監督の責任機関である」との規定と呼応して、反腐敗の取り組みに対する党の統一的指導の体制・メカニズムを固定化し、集中的で統一され、権威ある効率的な国家監察システムを構築する。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年3月1日