ロシアの『独立新聞』は3月7日、「世界のリーダーになりたければ、けちるな」という見出しの文章を掲載し、中国は2018年の外交活動と対外政策への支出を増やす方針だと伝えた。全国人民代表大会に提出された年度財政予算報告によると、外交支出は600億7000万元に達する見通し。予算報告は具体的な用途に言及していないが、オブザーバーは、中国の国際舞台でより重要な地位に立ちたいという思いを示すと見ている。
中国外交部は海外での国家利益維持でより重要な役割を果たすと見られる。ロシア科学アカデミー極東研究所のウラジミール・ボルジェコフ副所長は、「中国の外交は世界レベルに達し、中国は外交政策活動をこれまで以上に重視していると言える」と話した。中国の指導者が打ち出した人類運命共同体という提唱は中国の外交活動の最重要項目とされている。これは中国の平和的発展政策の土台となる。もう一つの重点は「一帯一路」提唱」で、これは全ての参加国に利益をもたらす。
ボルジェコフ氏は、「外交は中国の外交活動で優先項目の1つとされている。外交が中国でこれほど優先的地位に置かれたことはなかった」と述べた。
国際パートナーに中国の外交意思と平和のメッセージを伝えるため、中国は巨額資金を用意する。また、重要な国際フォーラムを多く開催し、海外に専門家チームを派遣して中国の決定と外交政策を説明する必要もある。これらは巨額資金を要する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月11日