「中華人民共和国監察法(草案)」が13日、第13期全人代第1回会議に上程された。中国の腐敗対策立法である監察法には重大な意義と計り知れない影響があり、大いに注目される。新華網が伝えた。
■焦点1
なぜ監察法を制定するか:監察体制改革を深化し、法治の考えと方法で腐敗対策
全人代代表を務める北京市紀律検査委員会書記、監察委員会主任の張碩輔氏は「監察法の制定は、中国の監察体制の改革の深化に関する党中央の決定と方針を貫徹実行し、党の主張を法定手続きを通じて国の意志とするものだ。これは国の監察制度を革新・整備し、立法と改革のつながりを実現し、法治の考えと方法で腐敗対策を行うものであり、重大な意義を持つ」とした。
■焦点2
なぜ監察委員会を設置するか:集中的で統一された権威ある効率的な国家監察システムを構築
全人代代表を務める河南省紀律検査委員会書記、監察委員会主任の正暁氏は「監察委員会を設置し、紀律検査委員会と共に紀律検査委員会と監察委員会の職責を履行することは、腐敗対策への党の統一的指導を強化し、集中的で統一された権威ある効率的な国家監察システムの構築にプラスであり、反腐敗の深い発展を後押しする」とした。
■焦点3
監察の全カバーをどう実現するか:監察対象は公権力を行使する全ての公人
全国政協委員を務める天津市党委員会統一戦線部部長の冀国強氏は「腐敗対策は全カバーを実現して初めて、ゼロ容認となる。監察法は監督力の全ての公人へのカバーを保証し、監督システムの制度化、規範化を促進する」とした。