政府活動報告起草チームのメンバーである韓文秀・国務院研究室副室長は20日のプレスブリーフィングで、報告の修正状況について紹介した。
全国両会期間に全人代代表と全国政協委員は報告について深く議論し、優れた意見や提案を数多く出した。李克強総理の指示に従い、報告起草チームは全人代代表と全国政協委員の意見を系統立てて整理し、まとめ、意見を一つ一つ真剣に研究し、報告を修正し、整えた。報告は大部分の意見を取り込み、カバーし、計86カ所を修正した。
韓氏は、重要な修正として次の4つを挙げた。
(1)過去5年間の歴史的成果についての補足。例えば改革開放の成果について「主要分野の改革の主体枠組がほぼ確立」を補足。国民生活の持続的改善について「教育事業の全面的発展」を補足。
(2)過去5年間の政府活動の総括についての補足。例えばイノベーション主導型発展の堅持について「全面的イノベーション改革テストの推進」を補足。改革の全面的深化の堅持について「教育の総合改革を着実に推進」を補足。
(3)2018年の取り組みの提案についての補足。例えば新たな原動力の発展・壮大化について「現代サービス業の発展の加速」「スマート社会の建設」を補足。
(4)提案の表現を整えた。例えば「放管服改革」(行政のスリム化と権限委譲、緩和と管理の結合、サービスの最適化)の深化について「市場参入ネガティブリスト制度の全面的実施」を「全国統一の市場参入ネガティブリスト制度の全面的実施」に改めた。
韓氏は「こうした修正によって、報告は第19回党大会精神をより良く体現し、習近平による新時代の中国の特色ある社会主義思想をより良く貫徹し、代表と委員の意見や提案をより良く取り入れ、国民の願いをより良く反映し、より良く共通認識を凝集し、取り組みを後押しするうえでプラスのものになったと感じる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年3月22日