貿易戦争?中国は恐れず

貿易戦争?中国は恐れず。

タグ:貿易戦争 米国 国際貿易

発信時間:2018-03-26 09:32:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国人は事を構えようとしないが、事を恐れることもない。今回も例外ではない。

 

 米国はこのほど一方的に、中国製の商品に大規模な追加関税を課し、さらに中国企業の対米投資・M&Aを規制することを検討しており、貿易戦争を仕掛ける構えを示している。かつての国際貿易ルールの「主な策定者」が、今や正真正銘の「破壊者」になっている。これほど短絡的で乱暴な保護貿易措置は、鴆毒を飲んで渇きをいやすようなもので、中国側の利益を損ねるばかりか、後には米国自身の利益を損ねる。さらに重要なのは世界のバリューチェーンを損ね、世界の商品のコスト・流通・価格に予測不能な影響を及ぼすことだ。

 

 ところが、礼を受ければ礼を返さなければならない。米国側があくまでも貿易戦争を仕掛けようとするのならば、中国も最後までお付き合いしなければならない。自身の合法的な権益が損なわれるのを座視することは絶対にない。中国は貿易戦争を望まないが、いかなる挑発も絶対に恐れない。これは中国側の一貫した、明確な立場だ。

 

 13億人以上の人口を持つ巨大な市場、国連産業分類のすべての工業ジャンルを持つ世界唯一の国である今日の中国は、戦略的な奥行きを持ち大きな余地を残している。中国経済の規模と潜在力と空間の大きさにより、我々は余裕を持って国際的な変動に対応する堅固な物的基礎を持っている。中国経済の日増しに高まる対応力、防御力、対抗力をどの国も過小評価すべきではない。

 

 中国商務部は米国からの輸入品の譲許停止リストを発表しており、米国の約30億ドルの対中輸出が対象となる。これは単なる警告ではなく、「中国は恐れも隠れもしない」という確かなシグナルを発した。必要があれば、中国はさらに新たな対抗策を講じるだろう。 


 保護貿易主義は常に、自身と他者を損ねる。米国側の関係者は情勢を見誤り、自国の合法的な利益を守る中国人の決意と能力を過小評価することで、勝手な振る舞いの代価を支払うことを避けなければならない。米国側が瀬戸際で引き返し、慎重に方針を定め、二国間経済・防衛関係及び世界経済を危険な状況に陥れることを避けるべきだ。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月26日


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