空母の海上試験とは、海上航行試験のことだ。情報によると、海上試験は大きく二つの段階に分かれる。第一段階は工場側が中心で、検査内容は主に航行と関連している。これは国産動力システム、ナビシステム、通信システム、ダメージ管理システムなどのことだ。第二段階は軍側の試験で、主に武器システムやレーダーシステムなどの作戦性能に関わる。一部システムの性能は、空母の正式な就役後にさらに検証される。
気象予報によると、現地の天気は今後7日間に渡り良好で、風速は最大4−5級だ。これは海上試験に非常に有利だ。
匿名の専門家は6日、環球時報に対して「今回の海上試験には二つの意義がある。また海上試験がすべて順調であれば、国産空母の正式な交付に大きく近づくことになる。次に海上試験を実施するのは初の国産空母であり、中国国防産業の歴史的な一歩となる。設計・建造・進水・海上試験といった内容が確認され、新たな飛躍を実現し、国産空母のアップグレードの基礎を固める。国産空母の正式な配備後、中国は2隻の空母による打撃群を正式に手にする。これは中国海軍の戦略モデルチェンジに力強いサポートと保証を提供する。国の海洋主権・領土保全、地域の平和を守るため、深い影響力を生むことになる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年5月7日