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japanese.china.org.cn |14. 05. 2018

中国の空母発展、目的は隣国との海洋係争の解決か?

タグ: 空母 造船所 現代化 近海作戦 遠洋戦略


 

 次に、近海作戦は空母に向いておらず、近海の海洋係争の解決に用いるならばコストパフォーマンスが低い。空母は遠洋作戦の主なプラットフォームと武器であり、東中国海や南中国海のような近海では空間的な制限を受け、その作戦能力を効果的に発揮できない。さらに中国と相手国が持つ陸上配備の多くの戦闘機に対して、空母に搭載される数十機の艦載機が発揮できる効果と価値は高くない。さらに、空母の近海作戦はハイリスクだ。空母は東中国海や南中国海のような陸に近い海域で、陸上配備型のレーダー、電子偵察基地、偵察機などから監視・追跡されやすい。陸上配備型の戦闘機、巡航ミサイル、潜水艦などからも攻撃を浴びやすい。戦時中には近海で大きな効果を発揮できず、むしろ「人質」になりやすい。


 空母発展は中国の遠洋戦略の一環、中国が遠洋に向かい、国際的な責任を担い、世界の大国になるための基礎だ。これは決して、周辺諸国や米国と駆け引きを展開する駒にはならない。近海は中国の空母の主な活動の場であってはならず、中国と隣り合う西太平洋やインド洋北部こそが所在地であるべきだ。中国の空母は引き続き南中国海や台湾海峡付近で演習や訓練を行うだろうが、これらのエリアで戦備巡航する意義はあまりない。中国との間に係争を抱える国は、自国に矛先が向けられていると盲目的に考えているが、これは中国の空母の志を過小評価しすぎだ。当然ながら一部の良からぬ魂胆を持つ人物は引き続き「中国脅威論」を喧伝し、中国の空母を意図的に過大評価し、褒め殺しすることもあるだろう。


 国産空母の進水と海上試験は確かに喜ばしいことだ。中国は通常動力空母の建造技術と使用経験を完全に把握したが、中国の空母の歩みは始まったばかりで、今後長い道を歩まなければならない。




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