王毅国務委員兼外交部長(外相)は現地時間21日、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれたG20外相会議に出席した。人民日報が伝えた。
王部長は、「G20の成立と発展は多国間主義の新たな体現であり、グローバル・ガバナンス改革の重要な進展だ。G20サミット制度の発足から10周年にあたり、多国間主義とグローバル・ガバナンスの問題について話し合うことには重要な意義がある。現在、経済グローバル化は逆風に遭い、単独主義と保護主義が台頭しており、各国がどちらの道を選ぶかという答えを必ず出さねばならない時代を迎えている。歴史は多国間主義を堅持し、グローバル・ガバナンスを整備し、利益共同体を築くことが、時代の潮流に沿い、各国の共通利益にかなうことを正負両面から証明している。われわれは協力・ウィンウィンを目標に、新型の国際関係を構築する必要があり、国際法と国際ルールに基づき、平等な協議によって問題を解決する必要がある。そして多国間制度を拠り所に、人類運命共同体を共同構築する必要があり、改革を指向して、グローバル・ガバナンス体制を整備する必要がある。中国はアルゼンチンがサミットを成功裏に主催し、多国間主義の維持について明確なメッセージを発し、経済グローバル化の正しい方向への発展を先導し、世界経済の成長促進と世界経済ガバナンスの強化におけるG20の積極的な進展を後押しすることを全力で支持する」と表明した。
今年のG20サミットは11月にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催される予定で、今回の外相会議はサミットの準備に向けて開かれた。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年5月23日