中国生態環境部公式ウェブサイトによると、2017年、全国338ヶ所の地級市(省級行政単位と県級行政単位の中間にある二級行政単位)およびそれ以上の都市におけるPM2.5平均濃度は、1立方メートルあたり43マイクログラムで、2016年比6.5%低下した。環境基準値超過日数の割合は、同1.7ポイント減の12.4%だった。中央テレビ網が伝えた。
生態環境部がこのほど発表した「2017年中国生態環境状況公報」によると、2017年、全国338ヶ所の地級市およびそれ以上の都市のうち、環境基準を達成した都市は99都市に上り、全対象都市の29.3%を占めた。大気汚染に関する環境基準値を超過した都市は239都市、全体の70.7%。338都市における優良日の割合は平均78.0%、環境基準値超過日の割合は22.0%。PM2.5平均濃度は1立方メートルあたり43マイクログラム、2016年比6.5%減少した。基準値超過日数の割合は、同1.7ポイント減の12.4%。PM10平均濃度は1立方メートルあたり75マイクログラム、2016年比5.1%減少。基準値超過日数の割合は同2.3ポイント減の7.1%。
2017年PM2.5年平均濃度をエリア別にみると、北京・天津・河北エリアは1立方メートルあたり64マイクログラム(2016年比9.9%減/2013年比39.6%減)、長江デルタエリアは同44マイクログラム(2016年比4.3%減/2013年比34.3%減)、珠江デルタ地域は同34マイクログラム(2016年比6.2%増/2013年比27.7%減)。北京におけるPM2.5年平均濃度は1立方メートルあたり58マイクログラム、2016年比20.5%、2013年比35.2%、それぞれ減少した。
新基準が先行して適用されたモニタリング対象74都市のうち、大気の質ワースト10都市(第74位から第65位)は、順に、石家荘、邯鄲、邢台、保定、唐山、太原、西安、衡水、鄭州、済南。一方、大気の質ベスト10都市(第1位から第10位)は、順に、海口、ラサ(拉薩)、舟山、アモイ(厦門)、福州、恵州、深セン、麗水、貴陽、珠海だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年6月3日