朝米首脳会談、半島情勢への影響は?

朝米首脳会談、半島情勢への影響は?。朝鮮国務委員会委員長の金正恩氏と米国のトランプ大統領が10日、シンガポールに到着した。双方は12日にセントーサ島のホテル「カペラ」で会談する…

タグ:首脳会談 朝鮮 米国 意義

発信時間:2018-06-12 10:41:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 朝鮮国務委員会委員長の金正恩氏と米国のトランプ大統領が10日、シンガポールに到着した。双方は12日にセントーサ島のホテル「カペラ」で会談する。


 各国の専門家は、今回の会談は対話による朝鮮半島問題の解決を促すが、一挙に朝米間の溝を埋め相互信頼を構築することはできないと判断している。半島問題の解決に向け、各国が引き続き共に向き合い歩み寄る必要がある。


 共通認識に基づく会談


 朝鮮と米国は今回の会談に向け、十分に準備を整えている。多くの専門家は、トランプ氏が会談取り消しを発表したが、朝米首脳が最終的に会談を開くことで合意できたことそのものが、会談により既存の問題を解消したいという双方の共通認識を示していると指摘した。


 オーストラリア国立大学のヒュー・ホワイト教授(国際戦略研究)は「今回の会談は紆余曲折を経たが、私は朝米首脳会談が開かれある程度の成果が得られると楽観している。これは双方が相手側の立場について、より現実的な認識を持ったからだ」と話した。


 韓国慶南大学極東問題研究所の李相万教授は「会談が最終的に開催されるのは、双方にその意向と需要があるためだ。朝米双方は段階的な問題解決について一定の共通認識を形成するかもしれない」と判断した。


 会談の重要な意義


 李氏は「朝鮮と米国は長期的に敵対してきた。金正恩氏とトランプ氏が同じテーブルに着けることそのものに重要な意義がある」と指摘した。


 中国国際問題研究院の阮宗沢常務副院長は「朝米首脳会談には重要な意義がある。半世紀以上に渡り、朝米は高度の敵対状態を続けてきた。両国首脳が会談を決定し共に座ることには、重要な象徴的意義があり、また積極的かつ建設的な政治・外交の意義がある」と述べた。


 「双方の会談には同じく実質的な意義がある。朝鮮半島の非核化について協議し、朝鮮半島の平和枠組みを展望する。朝米は非核化の手段で食い違いを残しているが、双方の立場は絶対に相容れないものではなく、中間地点を見出し妥協する可能性がある」


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