会談で新展開を切り拓く
インタビューを受けた専門家らは、今回の会談だけでは朝鮮半島の非核化を実現し、すべての問題を解消できないと判断した。双方が具体的な問題をめぐり食い違いを残しており、1度の会談で信頼不足の壁を乗り越えることができない。専門家らは、朝米双方が今回の会談をきっかけに対話の流れを続け、朝鮮半島を平和に向かわせるよう取り組み続けるべきだと主張した。
韓国釜山大学のロバート・ケリー教授(政治学)は「双方には疑念があるが、試してみなければならない。朝鮮の核問題解決と半島の平和の実現について、他に良い選択肢が残されていないからだ」と話した。
ホワイト氏は「今回の会談で最も重要なことは、双方が議論を開始することだ。双方が会談で合意に達したり、新たな協議を開始することができれば、両国はこの勢いを維持し力を発揮させることができるだろう」と分析した。
李氏は「今回の会談が朝鮮半島の恒久の平和に向け貢献し、朝鮮半島の基調を平和に基づく共存共栄へと変えることに期待する」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月12日