ドイツのメルケル首相は10日夜、米国のトランプ大統領の先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)での態度に「幻滅」したと述べた。「欧州は大西洋横断パートナーシップに依存するのではなく、協力し力を作り、中国などその他の国と緊密に連携するべきだ」
G7サミットがカナダ・ケベック州で閉幕後、メルケル氏はドイツに帰国し10日夜にARDドイツテレビの独占インタビューを受けた。メルケル氏は、トランプ氏がG7サミット共同コミュニケの署名を急きょ拒否したことに失望したと表明した。
メルケル氏は「トランプ氏の決定は、大西洋横断パートナーシップの終了を意味しないが、このパートナーシップに軽率に依存してはならない。今回のG7サミットは、共通する外交政策がなければ、欧州が圧迫されることを示した」と述べた。
メルケル氏はまた「G7の枠組みを放棄するつもりはないが、ドイツはロシアとの対話を求め、さらに日本、カナダ、インド、中国と緊密に連携する必要がある」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月12日