チャイナドリーム、中国への移住者が増加中

チャイナドリーム、中国への移住者が増加中。

タグ:チャイナドリーム 中国への移住者

発信時間:2018-06-12 15:19:21 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 グローバル化シンクタンク(CCG)、社会科学文献出版社、西南財経大学発展研究院がこのほど、「中国国際移民報告書(2018)」を共同発表した。同報告書は、中国は国際移民供給国から、ガバナンス方法とメカニズムが絶えず進化する移住先に成長していると指摘した。「チャイナドリーム」を求める外国人が増加傾向を示している。「一帯一路」(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)沿線国が、中国人の主な移住先になろうとしている。


 同報告書の編集担当、国務院参事、CCG理事長兼主任の王輝耀氏は「改革開放以降、中国の社会・経済環境の改善が続いた。特に人材強国戦略を実施し、海外ハイレベル人材を導入する各種計画・政策が打ち出されたことで、海外ハイレベル人材の回流と訪中の効果が顕著になった。各種人材計画の実施に対して決定的な意義を持つのは、中国の出入境制度の模索と革新だ」と指摘した。


 同報告書は、HSBCが発表した2017年版「海外移住・勤務世界報告書」によると、中国が世界キャリアアップランキングで2位につけており、外国人は中国に移住することで各種職業の優位性を手にすることが出来ると指摘した。外国人の中国本土の就業に対する期待値は、世界及びアジア全体を上回っている。


 世界銀行が2017年に発表した一部のデータによると、中国は2016年に世界5位の海外送金供給国になっており、2年連続でトップ5位以内となった。これは中国が単なる国際移民供給国、海外送金先ではなく、移住先になりつつあることを示している。


 同報告書によると、現段階の中国の外交は大きな進展を実現しており、政府が派遣する機関と人員が増加している。また中国がグローバル化の中で重要な役割を演じるに伴い、中国の海外進出企業とその他の関連機関も急増している。中国対外承包工程商会のデータによると、中国が2016年に海外に送り出した移民労働者は約200万人で、その9割がアジアとアフリカに集中しており、かつその圧倒的多数が一帯一路沿線国となっている。


 同報告書は、一帯一路の発展の勢いを借り、地域国際移民ガバナンスの協力メカニズムを構築するよう提案した。一帯一路地域の留学生を現地の発展に導入し、国際的な人材を育成する。その他にも中国は地域諸国と共に、現地の特殊な移住問題の対策と支援を行い、一般的な移住の規範化と改善に共に取り組む基金と行動を形成することで、一帯一路地域の移民問題をめぐり地域共同対応メカニズムを構築し、ガバナンスの経験を共有できる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月12日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで