中国の原子力空母はロシアの技術を採用? 専門家「間違いなく自主開発」

中国の原子力空母はロシアの技術を採用? 専門家「間違いなく自主開発」。中国核工業集団有限公司の電子商取引プラットフォームはこのほど、「原子力砕氷総合保障船モデルプロジェクト技術諮問・サービス外部委託プロジェクト」の入札募集公告を発表した…

タグ:電子商取引 空母 原子力 水上艦

発信時間:2018-07-07 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 ある匿名の中国人軍事専門家は「環球時報」記者に対し、海外メディアの報道には基本知識レベルの間違いがあると指摘する。例えば「雪竜2号」の排水量は1万5千トンであり、3万トンではない。また「雪竜2号」の主体はほぼ建造を完了しており、こうした状況の下、原子炉を動力装置として配備することはできない。また極地調査に詳しい別の中国人専門家は「環球時報」記者に対し、「南極条約」は南極の「非核」を規定しており、「雪竜2号」の南極調査の参加を準備しているなら、原子力を採用することはあり得ないと指摘する。


 上述の中国人軍事専門家は、中国は国産原子力砕氷船のために動力装置を開発する能力を持っており、すでに相当の技術を蓄積していると強調する。もしも中国が独自の原子力空母を建造しようとするなら、その最も重要な鍵となる原子炉は自力で建造するだろう。核心技術は買うことはできない。もしも中国がまずロシアの原子炉を輸入し、これを土台として国産原子力装置を開発しようとすれば、その進度は遅くなる。より重要なのは、中国は潜水艦用原子炉の発展を通じてすでに経験を蓄積しており、中国は大型水上艦の原子炉を自主開発する能力を備えているということだ。


 専門家によると、原子力砕氷船と原子力空母は一対一の対応関係にはない。ソ連は多くの原子力砕氷船を開発したが、その解体まで、原子力空母を建造することはなかった。フランスは原子力砕氷船を持っていないが、原子力空母を建造した。米国空母の原子炉も砕氷船をもとにしたものではない。潜水艦や砕氷船と空母では設計の要求は大きく異なる。中国が将来、原子力空母を建造する際、動力装置を新たに開発するか、すでにある潜水艦用原子炉や原子力砕氷船の原子炉を参考にするかは、具体的な状況に基づいて確定されることになる。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月7日  

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