この20年に渡り、中国の大規模な軍事現代化計画は、その国有軍需産業との並行発展により相互作用を発揮してきた。中国が軍事力強化に取り組み続けるに伴い、この流れがさらに続くことになる。米軍事専門紙『ディフェンスニュース』(電子版)が15日に伝えた。
今世紀に入り中国が経済大国になるに伴い、その軍事力が大きく飛躍したことは疑いようもない。
この軍事力の建設は、海上が最も顕著だ。解放軍海軍の軍艦は中国の海岸線から遠く離れた場所で、多くの隣国の海軍と頻繁に遭遇している。
解放軍海軍の大半の艦艇は、中国船舶工業集団有限公司と、中国船舶重工業集団有限公司という国有造船大手2社によって建造されている。両社は中国海軍の軍事力建設の主な責任を担っている。本部をロンドンに置く国際戦略研究所は年初、「2014年以降に中国が進水させた潜水艦、軍艦、主力揚陸艦、補助艦艇の数は、ドイツ、インド、スペイン、英国の海軍に就役している艦艇の合計を上回っている」と指摘していた。
国際戦略研究所はさらに、「中国は近年、主要艦艇の設計を確定し、かつ艦艇の早期進水を最優先するようになった。これは水餃子をゆでると形容されている」と指摘した。