中国アフリカ協力フォーラム北京サミットが本日開幕する。これは中国アフリカ協力フォーラムの2006年北京サミット、2016年ヨハネスブルグサミットに続く3回目のサミットだ。王毅国務委員兼外交部長は「今回の北京サミットは、中国とアフリカの友好的な大家庭のさらなる大団欒だ」と例えた。ケニア紙『The Daily Nation』は次のように論じた。
2000年以降の経済成長(アフリカの台頭)ストーリーと、中国の台頭及び18年前に誕生した中国アフリカ協力フォーラムの間には、緊密な結びつきがある。これは中国がアフリカにとって魅力的である理由だ。
アフリカにとって、長期的な「貧困の罠」を打破する上で、中国は価値あるパートナーだ。英国のブレア元首相が指摘したように、先進的ではなく貧しいアフリカは依然として、「世界の良心に残された傷」だ。その一方で先進的なアフリカは債務を返済でき、さらに中国の過去40年のように人々を貧困から脱却させることができる。北京サミットは中国がアフリカにとってなぜこれほど魅力的なのかを示している。
カメルーン紙『Cameroon Tribune』はビヤ大統領の訪中を大きく取り上げた。別の記事は、中国アフリカ協力フォーラムはアフリカの貧困削減事業に対して重要な意義を持つと伝えた。中国はアフリカの産業化を推進し、より多くの雇用機会を創出することで貧困削減を実現させようとしている。今回のカメルーン代表団には職能部門の責任者十数人が含まれる。中国の産業化と地方発展の経験を十分に学ぶことを願う。中国アフリカフォーラムは政府間フォーラムであり、さらに多くの経営者や非政府組織などの各業界の関係者が出席する。これは一般人に確かなメリットをもたらす。
「中国は大規模投資と大型プロジェクトにより、アフリカ大陸を変えている」ドイツ通信社は2日、次の一例を報じた。中国のアパレル企業のG&Hはルワンダで、1000人以上の従業員を雇用している。ルワンダだけではなく、中国はアフリカ全体で影響力を拡大している。マッキンゼー・アンド・カンパニーの推算によると、アフリカで事業展開している中国企業数は1万社以上にのぼり、数百万人のアフリカ人を雇用している。
エジプトのベニスエフ大学の東アジア・南アジア研究センター長は、環球時報の記者に対して「アフリカの現代化は現在、新たなスタートラインに立っている。中国は経済構造の調整の重要な時期に差し掛かっている。アフリカの産業と農業の自主発展には、魚を与えるのではなく漁を教えるような国際生産能力協力が必要だ。中国の全面的な改革深化が引き出す新たなエネルギーと、相互補完を形成できる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年9月3日