NHKの10日の報道によると、ロシアのプーチン大統領との会談を予定する日本の安倍晋三首相は、日本時間午後10日にロシア極東のウラジオストクに到着した。
報道によると、政府専用機で羽田空港を出発した安倍氏は日本時間午後3時頃、ロシア極東のウラジオストクに到着した。会談は同日夕方に行われる予定で、両首脳は南クリル諸島(日本名・北方四島)の共同経済活動の取り組み推進を加速することで合意する見通しだ。経済分野の協力により信頼関係を促進し、南クリル諸島問題と平和条約の交渉の進展を促す。双方はさらに朝鮮の非核化実現に向け協力することを再確認する。
共同通信の10日の報道によると、両首脳の会談は5月のモスクワ以来で、第1次安倍政権時代を含めて22回目となる。10日夕方の会談で、双方は安全保障をめぐる対話の促進で合意する見通しだ。安倍氏は朝鮮による日本人拉致問題、核兵器・ミサイル問題の全面的な解決を目指す立場を示す。
共同通信によると、安倍氏は羽田空港で記者団に「すべての分野で日露関係を促進し、平和条約の締結と北方四島問題の解決に向け着実に前進したい」と表明した。
共同通信によると、安倍氏はロシア訪問中の12日午後に、ロシア極東及び太平洋地域の発展を議論する「東方経済フォーラム」全体会合に出席し、スピーチする予定だ。北方四島問題を解決する決意を示すとみられる。11日午後にはモンゴルのバトトルガ大統領と会談し、13日に帰国する予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月11日