ロシアのプーチン大統領は12日、前提条件なしでの露日平和条約の締結を提案した。
プーチン氏は同日、第4回東方経済フォーラム全体会合において「露日は平和条約締結問題をめぐり70年間議論してきた。ロシア側は年末までに、いかなる前提条件も設けず露日平和条約を締結し、かつ条約の中で露日の係争を交渉によって解消すると規定することを提案する」と述べた。
プーチン氏は「日本はロシアのパートナーであり、全面的な関係を発展させたい」と話した。
日本の安倍晋三首相は同日の全体会合で「私とプーチン大統領は、露日間に平和条約が結ばれていないことは異常という認識で一致している。露日双方は領土問題を解決する決意を示すべきだ」と述べた。
第二次大戦後、北方四島(ロシア名・南クリル諸島)の帰属問題をめぐり露日が真っ向から対立し、現在も平和条約を締結していない。北方四島は戦後、ロシア側に実効支配されている。ロシア側は、日本が北方四島の返還を要求することは、第二次大戦の敗戦の結果の見直しを求めることになるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月13日