かつて多くのアジアの若者にとって、西側諸国での学習・勤務は夢のようなことだった。しかし2008年の世界金融危機の発生後、この美しい夢は悪夢になった。アジアも衝撃を受けたが、速やかに回復した。中国はその経済回復の重要な要素だ。中国がアジアの需要を促進したからだ。BBCが伝えた。
米国4位の投資銀行、リーマン・ブラザーズが2008年に投資の失敗により破産宣告し、世界的な金融のショックを引き起こした。シンガポール人のデクランさんは当時、リーマン・ブラザーズのロンドンサブプライムローン部門のジュニアバンカーで、事業発展の黄金の時期を迎えていた。
「世界金融危機後、私は危機感を抱いた。当時の私はすでに、業界全体の文化に浸っていた」デクランさんは2008年の世界金融危機で職を失った、多くの人のうちの一人にすぎない。一夜にして信用貸付が崩壊し、職を失った。銀行の損失は数兆ドルにのぼった。先進国が経済の混乱に陥った。米英日などの国が、景気低迷に陥った。回復には十年が必要で、多くのエコノミストはまだ真の回復を迎えていないとしている。
アジアも衝撃を受けた。アジアも影響を免れなかったが、直ちに回復した。アジアの各行も2008年にリストラ、給与未払い、コスト削減の局面を迎えた。東南アジア最大の銀行であるDBS銀行も影響を受けた。危機に直面した同行は、数百万ドルの貸付と投資の取り消しを余儀なくされた。
Terence Yong Yew Tiekさんは当時、DBS銀行で勤務していた。彼は当時の苦しさを今でも覚えている。しかし彼は、DBS銀行はアジアの多くの業界と同様、一時的な影響を受けるに留まると判断した。「アジア経済国と中国の内的動力により、アジアが受ける影響は一時的なものに過ぎなかった」
「根本的に、アジア全体が広く成長した。アジアの中間所得層の増加により、自動車業界、航空、消費、商品、サービスなどの業界が成長した。中国もアジアの経済回復の重要な要素だ。中国がアジアの需要を促進したからだ」
アジアと中国の成長は、西側の金融措置に対する信頼の危機が広く生じた時期と重なる。2回の金融危機を経験した投資マネージャーのHugh Young氏は「金融危機はアジアの西側への見方を変えた。アジアの西側離れが始まった」と指摘した。
「これは変わることのない現象だ。何はともあれ、これは中国の台頭を早めた。今や私たちは中国が国際舞台で米国のように、さらには米国以上に重要な役割を演じるのを目にしている」
中国はアジアが経済危機を脱した重要な要素だ。エコノミストの永定氏は「中国政府は直ちに金融危機への対策を講じた。これは中国経済を再び刺激し、アジアのその他の国にとっての命綱になった」と判断した。
アジアと中国はこの10年間で力強く成長した。これはアジアが世界金融危機で難関を突破し、西側への強い依存を断ち切ったからだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月22日
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