中国共産党の改革開放戦略に対するトップダウンデザインには重大な意義がある。力強い指導チームが方針決定の効率を高め、政策の一貫性と持続性を保証している。また改革開放は結果ではなく、永遠に止まることのないプロセス、国と国民経済の幸福を求めるための重要な手段だ。
現在の世界は「城門を閉ざす」時代ではなく、「道を広げる」時代であることを認識するべきだ。隣国を敵視し衝突・対抗する冷戦思考を持ってはならない。保護主義に対抗し開放的な時代を切り開くことは、世界に対する重要な貢献だ。開放は自国にとって有利なだけでなく、地域や世界を支えることになる。一帯一路イニシアチブ、アジアインフラ投資銀行などはこれに基づき、地域経済と世界経済のために貢献している。
情報化革命と第四次産業革命は国と国と間の国境を超越し、全世界を結びつける。多国間主義、対外開放、貿易自由化が大勢の赴くところとなる。中国の開放は全世界にとって重要な意義を持つ。(筆者・李熙玉 韓国成均中国研究所所長)
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月18日